繰り上げ償還は、金利負担を減らす為にとても重要です。
マネー雑誌を見ると、「銀行に預金しても金利が低いので、余剰資金は繰上返済をするのが一番おトク」と書いてあります。
実際、借りてから早く繰上償還を行えば、行うほど、35年間でトクをする金利負担分は時には数百万円になったりしますので、検討すべきです。
ただ、注意する点が3つあります。
1 住宅ローン控除の適用が受けられなくなる!
返済期間10年を下回ると、住宅ローン控除を受けられなくなります。
2 繰上償還をどの債権に当てるかによって、トクをする割合が変わる!
例えば、住宅公庫から
5%で1500万円
6%で 500万円
借りた場合、1000万円繰上償還をする場合、どちらから返済しますか。
普通、考えるのは、金利が高い方を先に返した方がトクのように思われます。
しかし!
場合によっては、金利の低い方を先に返した方がトクの場合があります。
もう少し細かく言うと、「金利が低くて、債権額が高い」債権に返済した方がいい場合もあるのです。
金利や返済額のバランスによって異なりますので、ご返済中の金融機関に、一つ一つシュミレーションをしてもらうのがいいでしょう。
3 繰上返済手数料が高い場合がある!
繰上返済するのに、何万円も手数料を取る金融機関があります。または、その金融機関の保証機関から手数料を取られる場合があります。
金融機関側からすれば、お客さんとの間で「毎月10万円を35年間支払う=利息をいくらもらえると確定する」という契約を結んだにもかかわらず、急に繰上返済されれれば、約束した利息をもらえなくなるので、違約金的にいくらかもらわないと合わない。ということになります。
借りてしまったら、仕方がないですが、借りる前だったら、手数料が低い金融機関から借りるというのも手でしょう。
ちなみに、フラット35では、繰上返済手数料がかかりません。何回やってもかかりません。
おトクですね。

