金利が0.1%でも上がると、総返済額が数十万程度上がる住宅ローンだからこそ、今後の金利動向を予想して動くことが必要です。
住宅ローンに長年接してきた管理人が総力を挙げて、わかりやすく展開を予想する連載記事を掲載していきます。
是非最後までご覧ください。
目次
1 なぜ異常なまでに低金利の住宅ローンが今まで世に出ていたか
2 貸出競争の流れの変化
3 バーゼルUによる住宅ローン市場の変化の概要
4 自己資本比率算定上住宅ローンを有利とするとどうなるか
5 市場金利が上がったときに銀行がかぶるリスクを新たに算定する必要が出てくるとどうなるか
6 リスクの計算方法や内容を新たに情報開示する必要がでてくるとどうなるか
7 フラット35金利の上昇
8 10年固定と35年固定の比較
9 まとめ
1 なぜ異常なまでに低金利の住宅ローンが今まで世に出ていたか
現在、銀行などの各金融機関(以下「銀行」といいます。)が住宅ローンの販売に必死になっています。
これはある背景があるのです。
新聞などで一度は耳にしたことがあるでしょう、銀行の「自己資本比率」の計算方法がミソなのです。
バブル崩壊後、貸し倒れが非常に増え、それが銀行の経営に多大な影響を与えたため、金融庁は、自己資本比率を判定する際に貸し倒れが非常に少ない住宅ローンについてとても有利な判定方法を作りました。
ということで各銀行は企業向けローンの量を減らし、より手間がかかるけれども住宅ローンを推進することしました。
企業向けローンでは自己資本比率の算定上不利であるからです。他の銀行も同様な立場であったため、そこに競争が生まれ、金利競争が始まったのです。
「2 貸出競争の流れの変化」へ続く

